富裕層VS役人

僕は昔から何かと何かを比較、対決することが好きである。

例えば東京VS大阪とか

そして以前から考えていたことがある。それは、

富裕層と政治家、もしくは富裕層と役人もしくは軍人はどちらが強いか、というもの。

たわいもないことなのであるが、今までは「やはりお金を持っているほうが強いよな」と思っていた。

でも戦争中は軍人のほうが強いかなと。第二次世界大戦時、富裕層が一般人よりも多少は守られていただろうが、戦時中に贅沢をしているという話は出てこない。

どの戦争でも贅沢は敵だ。軍人の声が圧倒的に大きいだろう。

 

しかし今はこうはっきりといえる。

 

「政治家や役人のほうが強い」

こう言い換えたほうがいいかもしれない。

「非常時では圧倒的に富裕層よりも強い」

 

政治家や役人は法律や制度で社会をコントロールすることができる。

資産家をコントロール、資産を吐き出させることもできる。

つい最近までGAFAの圧倒的影響力が問題となっていた。

彼らが世界を変えてしまうと言われていた。いや、今でも言われている。

しかしジェフ・ペゾスが法律を作ってアメリカを動かすことはできない。

 

アメリカを動かすのはトランプ大統領であり、議会であり、州知事である。

富裕層は彼らの言うことに従わなければならない。

 

資産家は社会の制度を利用して、いや隙間をついて資産を築くのだ。

今のような異常事態になってみるとそのことが理解できる。